美容クリニックでのしわ取り効果が、一躍有名になったボトックス。
けれども、元々ボトックスは子供の斜視治療のために作られた治療法だということを、ご存知でしたか? 1977年アメリカの医師が、斜視の治療にボトックスを用いたのが始まりです。
30年以上も前のことです。 ところで、斜視とは具体的にどのような状態なのでしょう?
斜視とは、両眼の視線が正しく見る目標に向かっていないこと。
片方の目が正しい方向を向いているのに、もう一方の目は内側や外側、あるいは上下に向いている状態なのです。
私達が物を見る時、両眼の眼筋と呼ばれる所が、微妙な調節を行って焦点を合わせてくれます。
眼筋で眼球を動かしているのです。
なので、眼筋が上手く働かなかったり、眼筋に微妙なズレが生まれると斜視が起こるというワケ。 そのズレの元、眼筋を弛緩させ、ズレを修正するために、ボトックスを利用するという治療がアメリカで行われていたのです。
難しそうですが、手術で切開するよりも、身体的負担はかなり軽減されます。
斜視は、幼い時期に発症することが多いので、できるだけ早く治療してあげたいというのが、親ごころというもの。アイパッチや治療用眼鏡を利用している方も多いでしょう。
そんな斜視を大きく分けると、片方の目が内側に寄っている「内斜視」、外側に向いている「外斜視」、上方に向いている「上斜視」があります。
中で最も多いのが内斜視。斜視の約70%が内斜視なのだとか。
斜視の種類、性質、年齢、全身状態などによって、ボトックスの有効性は変わってきます。
けれども有効であれば、身体的負担はかなり軽減されることは確かです。
斜視の治療は、早期発見、早期治療が重要。
ご自分の判断だけでなく、信頼できる医師に相談し、場合によってはセカンドオピニオンを持つ事もオススメします。